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グラスフュージングとは
グラスフュージング(ガラスフュージング)とは、高温の炉でガラスを焼いて溶かし、融合させる技法のことです。
Fuseには融合する・溶かすという意味があるようです。
古くは紀元前1500年、その美しさに魅せられた古代ローマ人やエジプト人は、素晴らしい加工技術を持っていたそうです。
ブローイング(宙吹きガラス)が主流になった今、この古くて新しい素朴な味わい、そしてガラスの美しさをお楽しみいただけましたらと思います。
ガラスにはいろいろな種類があります。
窓ガラスや、ガラス瓶などもキルンに入れてフュージングすることは可能ですが、Sunlit glassworkでは、フュージング専用に作られた輸入ガラスを主に使用しています。
フュージング用のガラスとして販売されているものには数種類ありますが、膨張係数が異なるものを一緒にフュージングすると、冷却中またはあとで、割れてしまいます。
また、膨張係数に関係なく、ガラスはある温度帯ではたいへんデリケートで、480℃ぐらいまでは、ゆっくりと加熱・冷却する必要があります。これ以上の温度になると、ガラスは液体となるので、割れる心配はなくなります。
通常は700℃〜830℃ぐらいの高温で融合させています。
ヴェネチアンガラスとして有名なイタリア製のモレッティ・ミルフィオリ、アメリカ製のブルズアイ社、スペクトラム社などのガラスは色も豊富で、さまざまな組み合わせを楽むことができます。ただし、3社の膨張係数は異なりますので、一緒に組み合わせることはでないのです。
ガラスをカットして、重ねて並べて、キルン(電気炉)に入れて焼く。という、とても単純な工程ですが、その組み合わせは無限に広がり、とても奥の深い世界です。
4000年のガラス加工の歴史の中でも最初の2000年はフュージングが多く使われていたそうです。
歴史的にはそろそろフュージングが再び盛んになっても良いころ?という声もあったりします。
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